そして、藤沢と会話をしなくなって、もう少しで1ヶ月が経とうとしたある日、藤沢にこう言われた。 「あの、夕斗君?ちょっとだけ、話をしない事があるの」 「あ、ああ……いいよ」 藤沢がそう言うのは初めてで、ちょっと怖かったけど、そろそろ俺もこんな態度やめなきゃいけないって思ってた。 時間は解決してくれない事が分かったから。 「なら、放課後。公園でいいかな?」 「うん」 俺はそれだけ返事して、教室を出た。 放課後まで残り4時間。 決心しろ。俺。