丘の上より





アクマは薄暗くなった夜空を見上げ、言った。





「―――それは、健史の自由だと思いますよ。」






「…」





「健史が今後、その子を好きになるという自信があるなら…」






「―――あるとは、思う。」





「…だったら、付き合ってみなさい…。」