―――ガサッ 丘から大きな木に手を添えて町を見ていたアクマは健史が来たと思った。 ―――でも、こんな時間に来るかしら… 早朝だった。 いつも健史は夕方に来る。だからアクマは不思議がっていた。 ―――一般人かしら… そう思って後ろを振り返る。 ――そこには一人の男が立っていた。