「…俺たちにとってアクマは大切な存在だったんだな…。」 今度は男の子が頷いた。 「―――でも、俺はもう他に大切な人ができた。 守らなきゃいけない子もできた。 だからもう、アクマには頼ってられないんだ。」 男の子は健史の手を無理矢理離した。 『―――たけしはそうやって、新しい人を見つけたんだね…』 男の子は一歩ずつ歩きだす。