『…相当小さかったけどね。 サキが五歳のとき、僕を植えてくれた。 でも、その一週間後に肺炎で死んでしまった…』 健史はなんとなく、この男の子が誰なのかわかった気がした。 男の子は健史の手を握る。 小さな手のはずなのに、なんだか温かくて自分以上のぬくもりを感じる。 『―――だからこそサキは君を愛したんだ。』