「なんで…サキって名前なんだ?アクマは俺にそんなことは教えてくれなかったのに…」 男の子は健史にゆっくりと近づいた。 ひざまづいた健史の目の前で止まり、座り込んだ。 『サキは、何百年前ここら辺のお姫様だったんだ。』 「―――ひめさまっ?」 男の子はクスクスと笑う。 よほど、健史の反応が滑稽に見えたのであろう。