それから…10年が過ぎた。







健史は高校生になり、男らしくなった。




あの後も健史は毎日のように来てくれた。さすがに、小学生のように夕方に来ることはなくなったが、それでも疲れている身体を動かしてここまで来てくれることに、喜びを感じた。