丘の上より





「―――いつか…この日が来るのだと思っていました…。」






健史が完全に丘から見えなくなった後、アクマは呟いた。





『悲しい?』




また、どこからともなく声が聞こえる。





「…わからないです。でも、健史には幸せになってほしいと思っていますよ。」






『…それ、嘘でしょ。』




「え?何で嘘だと思うのです?」