『ごめん、今日あたし行けない。皆に会える顔してない』 そう言って今日の集会を断ってから、早くも1時間が過ぎていた。 本当はあたしが行かなきゃなんだけどね…。 とりあえず『明日は行く』と電話を切った。 あの女の人、冬可の彼女さんだ。 前にふたりで歩いてるの見たことあるし。 はぁ……。 …あたし今日、溜め息しかついてないじゃん。 そうは思っても、ハハッと言う渇いた笑いしか出てこない。