―…キーンコーン
『…チャイム。』
「教室戻る?」
舞が立ち上がりながら聞いてくる。
んー…、まだサボりたいから……。
『…いや、あと1時間サボってく』
「そっか、じゃああたしは教室戻るね」
『うん』
じゃあね、と。
教室に戻る舞の背中を見送って…。
んーーーーーッ
思いっ切り寝転がった。
空には雲ひとつない青空が広がっている。
たまには屋上に一人ってのもいいかも。
好きなことをしながら、一人の屋上を満喫している直後だった。
「おまえ…“緋廻”の水風桃だよな?」
見知らぬ男の声がすぐ後ろから聞こえてきたのは。


