ヒマリュウⅠ 〜03.18-SS【幸せいっぱい】追加〜



そんなことを考えてると「あっ、水風さん」突如、名前を呼ばれた。



…――誰?



…失礼とかじゃなくて、ホントに知らないんだけど。



余程不思議な顔をしていたのか。

話しかけてきたその子が用件を切り出した。



「恭哉くんが呼んでたよ?なんか…、あっちの校舎の教室に来いっ。って…言ってたんだけど」



は…?恭哉が?

…てか。



『教室ってなに?』

たくさんあるじゃん。



そう言えばその子は申し訳なさそうに「ごめん、私も詳しく聞いたわけじゃないから…」と言葉を零した。



しかもその子は、用件だけ言うと歩いて帰ってしまったのだ。



…はぁ。