もっとザワザワし始めるのを遮って、話を続けた。 『とにかく、あたしらには手出し出来ない…、』 『…から、父親に色々やってもらう。だから…絶対、季空琴華本人にも手ぇ出すな』 以上。 さっきとはうって変わって、シーン…と静まり返る建物内。 それには構わず、あたしは横にあったイスに腰をかけて目を瞑った。 これはもう、帰ってもいい合図。 少しずつ、少しずつ、倉庫を後にする人が増えて……。 最後には、この前のメンバーだけが残ったのだった。