このままムシする訳にもいかず、振り向くと。 「初めまして」 愛嬌たっぷりの、それでいて意地悪そうな笑顔が目に飛び込んできた。 『初めまして…』 つられてあたしも挨拶をする。 …そして、名前を聞いた。 「季空琴華って言います」 『あ、水風桃で…す』 またつられて自己紹介。 …てか、"季空"? 季空って…一昨日の? …まさか、この人が? …ダメだ、証拠ないし。