それでも少しぐらいは歩けそうだったから、背中を丸めながら部屋を出た。 ―シーン 部屋を出ると、その広いロビーとも言える空間には静寂が訪れていた。 ………? 不思議に思って立ち尽くしていると、 「桃」 後ろから、今一番安心出来る人の声が聞こえてきた。 『……お父さん!!』」