「……期待した私が馬鹿だったわ」 『~~~~っ!! いきなり何するんだよ!!由宇!!!』 はぁ…とため息を吐き、額を押さえるクイーン(華コン優勝者の意)と頭を抑えながら呻くキング(同上)。 「こんなのが生徒会長なんて… ありえないわ…」 『はぁ??』 目の前で揺れる痛みの元凶である、由宇の手を睨んでいた愛海は、しゃがみ込んだまま怪訝そうな声を上げた。 『何がありえないんだよ?? アタ……俺、ちゃんと情報集めてきただろ? 5つも!!!!』