鮮やかな羽も綺麗な歌声もないけど

みんなの嫌われ者になっているけど

好きで生まれてきたわけじゃない



押しつけられた運命をただ生きるだけなのに

それはあまりにも理不尽な仕打ち



石を投げられようと

汚いと蔑まれようと

あたしだって愛を詩いたいときぐらいある



振り向いてなどもらえないと分かっていても

ガラガラ声を振り絞って

歌う愛の詩



通りすがる誰かが笑っていたとしても

運命があたしを笑っていたとしても

ありったけの想いをただ

歌えるだけでいい



分かってくれとは 伝わってくれとは

願わないから



あたしはただ

このふざけた運命に爪痕をつけてやりたいだけなんだ