寄生虫

虫がフトモモまで這い上がってきた時、志穂は虫がどこを目指しているのか気が付いた。




たまらず志穂は声をあげた。




「いや!いやぁ!!
やめてやめてやめてぇぇぇ!!」





虫はすでにお尻の近くまで迫っていた。




志穂は何とか孝之が手に届く所まで、自分の身を引きずった。



そして孝之の肩を掴んで、力一杯ゆすった。




「ねぇ孝之!お願い助けて!!」



何度も何度も肩を揺すったが、孝之の目は覚ますことはなかった。




虫は志穂のお尻の割れ目に足をかけた。