ハムパンマン

僕はウサミ先生が座るベンチに腰を下ろすと、ウサミ先生が笑いながら僕に声を掛けた。




「うふふ。ハムパンマンだいぶ食べられちゃったね」




「胴体のほうを食べられなかっただけマシです。さすがに体を食べられたら死にます。
しかしウサミ先生もいつも子供の相手大変ですね」



「子供が好きだからね。そんなに大変って感じでもないかな」
 




ウサミ先生。



この町の学校の先生で、子供たちに勉強を教えている。



今日みたいな学校のない休みの日でも子供たちの遊び相手をして、街のみんなからの信頼も厚い。