ハムパンマン

嫌な予感がした僕は急いでハムおじさんのいるハム工場に戻ることにした。
 





夕暮れの空を飛びはじめて5分後。






煙突から肉を燻すための煙がぽつぽつと出るハム工場が見えてきた。






地面におりて、ドアノブに手を掛け、勢いよく扉を開けた。







部屋の中は肉が焼ける匂いと煙が充満して、前がよく見えない。








手さぐりで前に進むと、部屋の真ん中に置いてある大きなダイニングテーブル角が指先に触れた。


















テーブルの上にはハムおじさんが吸う煙草とライター。







そして見覚えのある大きめの子供服がたたまれていた。