ハムパンマン

公園に戻ると、ウサミ先生は険しい表情で公園内をかけずり回っていた。




「どうしたんですか。ウサミ先生」





「あ、ハムパンマン。実はね。少し目を離したすきにカバ吉くんがいなくなっちゃったの」





「カバ吉くんが? お腹が空いて家に帰ったんじゃないですか」





「かと思ってさっき家に電話したんだけど、まだ帰ってないって」





「そうなんですか。じゃあどこに行ったんだろう……」





「ハムパンマン。カバ吉くんが行きそうな所に心当たりない?」






「行きそうな所ですか……あっ!」