ハムパンマン

「ふむ・・・・。じゃあお題は泥沼の離婚裁判で」



 

僕はあえてひねたお題を出した。




インキンマンはわずかに顔がこわばったが、すぐにいつものいやらしい顔に戻った。




「ふん。できたぞ。泥沼の離婚裁判とかけまして、パンドラの箱ととく」




「その心は?」



「どちらもあっけない(開けない)方がいい」




「くっ! なかなかの破壊力! さすが僕のライバルなだけはある」




「へへっ。ハムパンマンもな」
 





少しだけ、インキンマンに対して友情が芽生えそうだったが、子供たちのことを思い出したら、そんな殊勝な気持ちもなくなった。