ハムパンマン

「じゃあ先攻は俺様からでいいな?」




「ああ来い! インキンマン!」



「それじゃあお題を出す。お題は犯罪者」




「そんな簡単なお題でいいのかインキンマン」



「ああ、これでいい」





インキン野郎の顔はにやついていた。




なるほど。



これは奴なりのトラップだ。




簡単なお題だからこそ人は安易な答えを導きやすい。




柔軟性のあるお題は良い答えも悪い答えも作れてしまえる諸刃の剣だ。




僕に安い答えを言わせるためのイージートラップ。甘く見られたものだ。




「出来た」



「よし、言ってみろ」





「犯罪者とかけまして新種の大型草食動物ととく」




「その心は?」




「カバ、馬でもない(庇うまでもない)」




「ほう……。ひねりが効いておもしろいじゃないか。それじゃあ次はお前がお題を出す番だ。さぁこい! ハムパンマン!」