ハムパンマン

先生は嬉しそうに笑う。





「本当に大きくなったね、ハムパンマン。じゃあお願い。私の生徒たちを探してきて」





「任せてください」




「でも、無理はしちゃ駄目よ。あなたも私の大切な生徒なんだから。私はここで子供たちを見てるから、何かあったらここに戻ってきて」
 






僕はわかりましたとだけ返事して、ベンチから立ち上がり再び空に舞い上がった。




僕の胸には熱い使命感がぐつぐつと煮えたぎっていた。