「ねぇ、そういえば、どこいってたの?」
「……遠く」
そらそーだろう。
「はぁ……えっと、お土産、見ていい?」
「まぁ、もうお前のだから、好きにしたらいいよ」
「んー……なにこれ、八つ橋……?」
「あぁ、それ、八つ橋って言うんだ」
そのくらい知っとこうよ。
「……ホントに、どこに行ってたの?」
「遠くだって」
「……どこでこれ買ったの?」
「コンビニ」
「…………ありがと」
やっぱり、彼を理解できる日は、まだまだ遠いようで。
けれど、いつか、彼の背中に乗っけてもらって、彼だけの世界を見せてもらえる日が来る様な。
そんな気は、する。
それは、きっととても先の話なんだろうけど。
「……遠く」
そらそーだろう。
「はぁ……えっと、お土産、見ていい?」
「まぁ、もうお前のだから、好きにしたらいいよ」
「んー……なにこれ、八つ橋……?」
「あぁ、それ、八つ橋って言うんだ」
そのくらい知っとこうよ。
「……ホントに、どこに行ってたの?」
「遠くだって」
「……どこでこれ買ったの?」
「コンビニ」
「…………ありがと」
やっぱり、彼を理解できる日は、まだまだ遠いようで。
けれど、いつか、彼の背中に乗っけてもらって、彼だけの世界を見せてもらえる日が来る様な。
そんな気は、する。
それは、きっととても先の話なんだろうけど。



