…え? 知り合いなの? そんな視線を送ると、うんと頷く。 「お兄ちゃん、会いに来ちゃった♪」 「別にいつも会ってんじゃん。」 「だってぇ~…彼女見たかったんだもん!」 話を聞いていると、どうやらこのイケメンが弟くんらしい ――だからか。 初めて会った時、似ている人がいると感じたのは。 それより… 巧、弟くんに彼女が居ること言ってたのね。 別にいいんだけどさ… 私に断りを入れてもらいたかった気もする。