キィ


チャイムがなり、しばらくするとドアが開いた

「次もサボるの?」

上から降ってきた言葉
そして、声

今、一番会いたかった人


「今日のご飯何がいいかな?」

それだけを聞きにわざわざ来てくれたのか


「絢芽ちゃんのなら、なんでもいいよ」

そう言えば、彼女は困ったように笑い、

「肉じゃがでいい?」

「うん、ありがとう」

俺の好きなものを選ぶ


昔から、絢芽ちゃんは俺の好みを知ってるから、こういう時すごく嬉しい