しばらく見ていると、フッと口元だけ笑いどこかへ行った。 「家からずっとか?」 「はい」 「アイツ、隣町の北の制服だったな。って事は……」 「ニュースでやってた不審者」 「…そうかもな」 気をつけろよ、と付け足しボクの頭をポンポンと叩いて健先輩は自分のクラスに行った。 「不審者、か…」