手を恋人繋ぎで繋ぎ、家を出た。


「どこ行くのー?」

ボクより、背の低い絢芽ちゃんは自然に上目使い状態。


ま、絢芽ちゃんは気付いてないんだろうけどね



「んー、どこ行きたい?」


「……海…行きたいかも…?」

「なんで、疑問系?」


ボクがクスクス笑うと真っ赤になり、

「海が、いいです…///」