「ん?絢芽、シャンプー変えたか?」

「え…?あ、はい。変えましたよ」

「その香りもいいな」

出たよ、数学教師のセクハラ

「絢芽ちゃ~ん」

「あ、涼くんゴメンね…今行くから」

そう言うと、絢芽ちゃんは荷物を鞄に詰め、数学教師に礼をすると駆け寄ってきた。


「涼くん、ゴメンね」

「いや、別に大丈夫だよ」