「あっ碧ちゃん俺次数学だから!

ごめん先行くね!!」


「あっうん・・・。」




それだけ言うと悠斗君はニカっと笑ってはしって屋上から
出てった。






キーンコーンカーンコーン





「あっ・・・。はじまっちゃった・・。

もういいや!サボろっと。」



そういや・・。初めてだな・・・。
授業サボるの。





あたしはフエンスにもたれて座った。

風が吹き抜けて気持ちいい。





あたしは何気なく空を見上げる。





「青いなぁ・・・。」






なんだか1人ポツリと屋上に居ると空に吸い込まれそうで





涙がこぼれた。




「れ・・・。なんで泣いてんだろ・・。」