イライラを抱えたまま、廊下を歩く。


「…仕方ないだろ?神崎さんは学園1人気の女の子なんだから」

「…わかってる」


隣を歩く悠が俺に諭した。


でも……イラつく。

杏は俺の女だっつーの。


勝手に色々と妄想されんのは癪に障る。



確かに。

胸に顔をうずめるのは、気持ち良いし、最高だ。

ひざ枕は、昼メシ食った後の習慣だし…

そこで、杏チャンの豊満な柔らかいモノを触るのが日課だ。


もう慣れたのか、『セクハラ!!』とは言わなくなり……いつもされるがまま。


ご開帳したら…止められるけどな。



そういうことを奴らは知らないので、まぁ良いとするか……。




そう自分を納得させているうちに、体育館についた。