でも、ちょっとだけ嬉しい。
陸が、守ってくれた。
「この証拠をもって、名誉棄損、慰謝料の請求をしましょうか?」
「……」
次々と出てくる言葉に、黙り込む彼女……。
「それがイヤなら、二度と僕達に関わらないで下さい。こちらは、いつでも、法廷に行けるんですから」
「……っ……」
そこまで言うと、クルリと振り返って、あたしを見る。
「……何か、言いたいことはあるのか?」
「え……」
二宮さんに言いたいこと?
そうだ……ひとつだけ。
「言いな」
ポンッと頭に手を置かれた。
ドレスの裾を握りしめて、ゆっくり静かに告げる。
「……人をモノ扱いしないで下さい。そこを変えなきゃ……好きな人に思いは届かないと思います」
陸をキレイな装飾みたいなモノ扱いしないで。
陸が、守ってくれた。
「この証拠をもって、名誉棄損、慰謝料の請求をしましょうか?」
「……」
次々と出てくる言葉に、黙り込む彼女……。
「それがイヤなら、二度と僕達に関わらないで下さい。こちらは、いつでも、法廷に行けるんですから」
「……っ……」
そこまで言うと、クルリと振り返って、あたしを見る。
「……何か、言いたいことはあるのか?」
「え……」
二宮さんに言いたいこと?
そうだ……ひとつだけ。
「言いな」
ポンッと頭に手を置かれた。
ドレスの裾を握りしめて、ゆっくり静かに告げる。
「……人をモノ扱いしないで下さい。そこを変えなきゃ……好きな人に思いは届かないと思います」
陸をキレイな装飾みたいなモノ扱いしないで。


