昼休みが終了することを知らせるチャイムが鳴ると、陸が起き上がった。
「機嫌は直った?」
「……」
無言ですか?
無視ですか……?
黙ったままの陸を呆れたような目で、見つめていた時。
「……っ……!?」
繭ちゃんがすぐ近くにいるのに、いきなり後頭部を引き寄せられて……口を塞がれる。
「りっ……」
「ダメ。まだ」
離れようとしても、腰まで抱き寄せられて……逃げられない。
「あーちゃん……?」
ギャアアアアアア!
繭ちゃんに見られちゃったじゃない!!
教育に悪いよっ!?
不思議そうな無垢な瞳で、あたし達を見ているのが……見えなくてもわかる。
「繭、松沢のところへ行っておいで。遊んでくれるだろうから」
一旦、あたしから離れた陸が優しげに言った。
「機嫌は直った?」
「……」
無言ですか?
無視ですか……?
黙ったままの陸を呆れたような目で、見つめていた時。
「……っ……!?」
繭ちゃんがすぐ近くにいるのに、いきなり後頭部を引き寄せられて……口を塞がれる。
「りっ……」
「ダメ。まだ」
離れようとしても、腰まで抱き寄せられて……逃げられない。
「あーちゃん……?」
ギャアアアアアア!
繭ちゃんに見られちゃったじゃない!!
教育に悪いよっ!?
不思議そうな無垢な瞳で、あたし達を見ているのが……見えなくてもわかる。
「繭、松沢のところへ行っておいで。遊んでくれるだろうから」
一旦、あたしから離れた陸が優しげに言った。


