その時。
「杏樹!」
後ろから、名前を呼ばれた。
パッと振り返る。
会長以外に、名前を呼ぶのは、誰?
振り向いた先に立っていたのは…………。
「ゆ、柚莉!?」
正門を出て数メートル先のところに、相澤君と手を繋いで、立っている親友。
あたしが存在に気付いたとわかったからか、ブンブンと手を振ってる。
ど、どうして?
「迎えに来たよ!」
パタパタとこちらへ駆け寄ってきた。
「ごめんね、神崎さん。柚莉がどうしても来たいからって……」
苦笑気味に、相澤君がここへ来た理由を話す。
あたしが家に帰るまで、待てなかったらしい。
可愛いことをしてくれますな。
この親友は。
「だって、ズルイじゃん! 彼だけなんて……」
「えっ?」
柚莉の言葉の意味が分からない。
彼って、誰?
不思議で、首を傾げた瞬間。
「キャアアアアアーー!」
周りにいた生徒達から、黄色い歓声が上がる。
同時に、あたしの体が宙に浮いた。
「杏樹!」
後ろから、名前を呼ばれた。
パッと振り返る。
会長以外に、名前を呼ぶのは、誰?
振り向いた先に立っていたのは…………。
「ゆ、柚莉!?」
正門を出て数メートル先のところに、相澤君と手を繋いで、立っている親友。
あたしが存在に気付いたとわかったからか、ブンブンと手を振ってる。
ど、どうして?
「迎えに来たよ!」
パタパタとこちらへ駆け寄ってきた。
「ごめんね、神崎さん。柚莉がどうしても来たいからって……」
苦笑気味に、相澤君がここへ来た理由を話す。
あたしが家に帰るまで、待てなかったらしい。
可愛いことをしてくれますな。
この親友は。
「だって、ズルイじゃん! 彼だけなんて……」
「えっ?」
柚莉の言葉の意味が分からない。
彼って、誰?
不思議で、首を傾げた瞬間。
「キャアアアアアーー!」
周りにいた生徒達から、黄色い歓声が上がる。
同時に、あたしの体が宙に浮いた。


