あたし……まだ陸が好き?
「おい、杏樹」
「……」
パチン!!
「杏樹!」
「ヒャッヘ!?」
目の前で手を叩かれて、会長がいたことを思い出した。
自問自答ばっかりして……自分の世界に入ってた。
「何度呼んだと思ってんだ」
「ごめん……」
顔を上げて……会長を見る。
「……今日は検査で疲れただろ。さっさと寝ろ」
「うん」
コクンと頷いた。
時刻は8時を過ぎてる。
面会時間も、そろそろ終わりだ。
「じゃあな」
「おやすみ」
あたしの頭をひと撫ですると、病室を出ていく会長。
1人になったら、静か過ぎる。
個室だから……仕方ないんだ。
床頭台に置いてある陸からもらったネックレスを取り、揺らしてみる。
紅いオパールが、キラキラと蛍光灯の光を受けて輝いていた。
そう……まるで、陸とあたしが笑い合ってるように。
「おい、杏樹」
「……」
パチン!!
「杏樹!」
「ヒャッヘ!?」
目の前で手を叩かれて、会長がいたことを思い出した。
自問自答ばっかりして……自分の世界に入ってた。
「何度呼んだと思ってんだ」
「ごめん……」
顔を上げて……会長を見る。
「……今日は検査で疲れただろ。さっさと寝ろ」
「うん」
コクンと頷いた。
時刻は8時を過ぎてる。
面会時間も、そろそろ終わりだ。
「じゃあな」
「おやすみ」
あたしの頭をひと撫ですると、病室を出ていく会長。
1人になったら、静か過ぎる。
個室だから……仕方ないんだ。
床頭台に置いてある陸からもらったネックレスを取り、揺らしてみる。
紅いオパールが、キラキラと蛍光灯の光を受けて輝いていた。
そう……まるで、陸とあたしが笑い合ってるように。


