ちゅっ♪


「ひゃあぁっ……!?」

「♪〜〜♪〜〜」


あたしの髪を掻き分けて、うなじに口づけられる。


「陸っ!!」

「ん〜〜?」



カプッ……


「……っ……」


耳を甘噛みされた。

思わず声が漏れそうになったのを手で押さえて回避する。



「フ〜ン………?」


ニヤリッと陸が笑ったような気がした。




「ひゃ………」

「いつまで堪えられるかな?」

「り…く…ッ…」

「♪〜〜〜」


首からうなじ、鎖骨にかけてキスの嵐――…。


あたしに触れる手が、いつもより優しくて……体がとろけちゃいそう。


というか―――本気で失神しちゃいそうだ。



「陸っ…………」



ぎゅーっと陸の制服の袖を握りしめた。