「……ここ……どこ……?」

「…俺の家」

「はい…?」

目の前にあるのは、大きな家。

どこかの誰かさんの家に比べたら、小さいと感じるかもしれないけど…。

普通に考えて……大きいです。


ん?今、会長……『俺の家』って言ったよね?

会長の家~~~~!?


「な、な、な、なんで会長の家に!?」

「……泊まれ」

「はい!?」

パニックになるあたしのことなんてお構いなし。

一言だけ言うと、大きな門を開ける。


「会長!何考えてるんですか!」

「……冷やかしから逃れる言い訳」

「はぁ!?」


そのまま……玄関の扉を開けた。