あれほどくっついていたのに……パッと離れる。
一目散に、ベッドへ走った。
に…逃げた……?
なぜ?
「杏?薬飲まなきゃダメだろ」
ソファーからベッドに潜り込んで、チラッとこちらを伺っている杏に、言い聞かせる。
「や!」
プイッと顔を背けられた。
おい。二度目かよ。
「杏、薬飲まなきゃ…熱下がらねぇだろーが」
「……やっ!」
「………」
コイツ……薬嫌いか?
でも、今までなら…ちゃんと飲んでたはず。
ぶっ倒れた時も、入院した時も。
ベッドに腰掛け、布団に包まる杏の顔を覗き込む。
「薬……嫌い?」
「………」
コクンと頷いた。
マジですか。
つーことは、今までは俺の前でさえ、我慢して飲んでたってことか…。
一目散に、ベッドへ走った。
に…逃げた……?
なぜ?
「杏?薬飲まなきゃダメだろ」
ソファーからベッドに潜り込んで、チラッとこちらを伺っている杏に、言い聞かせる。
「や!」
プイッと顔を背けられた。
おい。二度目かよ。
「杏、薬飲まなきゃ…熱下がらねぇだろーが」
「……やっ!」
「………」
コイツ……薬嫌いか?
でも、今までなら…ちゃんと飲んでたはず。
ぶっ倒れた時も、入院した時も。
ベッドに腰掛け、布団に包まる杏の顔を覗き込む。
「薬……嫌い?」
「………」
コクンと頷いた。
マジですか。
つーことは、今までは俺の前でさえ、我慢して飲んでたってことか…。


