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「……ん…」

ゆっくりと目を開ける。

白い天井に、薄いピンク色のカーテン。

消毒液のニオイ…規則的な電子音。


「みーちゃん?」

ありさちゃんが、上から覗き込んできた。


「ここ……」

「……病院だ」

会長が、あたしの問い掛けに答える。


「あたし……」

「学園の廊下で、ぶっ倒れたのよ。校医が、見きれないって言ったから、救急車で運ばれたの」


救急車乗ったんだ……。

3回目だなぁ……。


ゆっくりと上体を起こす。

病室なのか…以前入院した時と、あまり調度品は変わらない。

部屋の中には、生徒会メンバー全員がいて、あたしを心配そうに見つめていた。