地味子の秘密 其の四 VSかごめかごめ


「何の階段を登ったんだ」

「ひゃへっ…!?」


上から落ちてきた声に、ビクッと体が反応する。

顔を上げると、そこには…


「か、か、か、会長!」

「…吃りすぎ。コーヒーまだか」

「ま、ま、ま、まだです」

「何慌ててんだ」


あたしの真後ろに立ち、見下ろしている。


「な…何でもありません…」


ブルブルと顔を横に振った。


「………変な女」

「…ムカつく」

「早くリビングに、コーヒー持って来い」

「……はい」


会長の暴言にムカつきながらも、素直に従ってしまう。

なんせ…八岐大蛇ですからね。


リビングに戻る会長の後ろ姿に、せめての仕返しとして…あっかんべぇをした。

真っ正面からは、怖くてできません。