大人しく後ろについて、生徒会室に向かう。

すると、立ち止まって…あたしを見た。



「…横を歩け」

「イヤです」

「………」

「絶対イヤですから。会長の隣を歩いたら……翌朝、処刑されます」

「………」



会長との距離を、もう少し長くする。

眉間にシワがさらに寄る会長…いや山岐大蛇。


「………チッ……」


舌打ちをすると、また長い廊下を歩き出した。




生徒会室に会長が入って行き、あたしも入る。


「あら…仲良くなっちゃって♪」

「…だって会長が……」

「…………」

「すいません…」



ニヤニヤと笑う零ちゃんに、無理矢理一緒に連れて来られたことを説明しようとしたら……


会長にまたもや睨まれました。

怖いから……謝ってしまう…。