な…なにか?

嫌いなものでもありましたかね?


首を傾げた瞬間……




「「すっごぉ〜〜い!!」」



零ちゃんとありさちゃんが同時に声を上げた。




「料理上手なんだね〜〜?」

「え?普通じゃない?」

「「「・・・・」」」



あたしがキッチンから言うと、会長以外黙ってしまう。



「さて、食べよう食べよう♪」


5人分のご飯をつぎ、テーブルまで運ぶ。


「……ちゃんと食えるんだろうな」

「………食べてから、判断して下さい」


会長に、ちょっとイラっと来たまま……顔を上げた。




「「「え………?」」」


「……………!?」


「…??何……?」



あの仏頂面の会長が、思いっきり目を見開いて………

持っていた箸を床に落とす。