先生やクラスの人達全員が目を見開いて、固まってる。



「……解いたとしても…正解とは限らな………」

「間違いに決まって………」


少しずつ動き出した生徒達が、あたしの解答をバカにし始めた。







その瞬間――…。







「完璧よ…………正解っ」



数学の先生が、非常に悔しそうな声を上げる。




「「「「……………!?」」」」


クラス全員…声も出ない。


「先生、お喋りしててすみませんでした。罰の問題はまだありますか?」


ニコッと微笑みかけて、黒板を指し示す。


その途端、先生の顔が引き攣った。


「な、ないわ……戻りなさい」

「ありがとうございます」


クスッと笑って、席に戻ると…零ちゃんが、スッゴク褒めてくれた。



全国2位を舐めないで下さいね?