君しかいらない


あたしが万引きをした事を責めるわけでもなく

理由を聞くわけでもなく


何も言わないお父さんに


あたしは少しだけ

悲しい気持ちになった。



以前のお父さんなら

あたしの頬を殴りつけていただろう…


今のお父さんは


魂の抜けたお人形そのものだ。