私はただ先生の後を着いて行くばかり。 重苦しい空気が湿気と共に纏わり付く。 「………」 「………」 二人の間に言葉はなく、時間だけが過ぎて行く。 見回る教室も後はこの教室だけ。 先生は、何を考えているのだろうか? 「手伝え」と言われたものの、これじゃ私が一方的に付き纏っているみたい。 私…ストーカー? 「……い…おいっ!」 「はいっ!」 突然呼び掛けられた所為で、身体がピクンと跳ねた。 「ボケッとしてんじゃねぇよ。何かあったのか?」 その言葉にはもう、あの冷たさはない。