倉庫の中は薄暗く、埃っぽい。

体育館での授業はないらしく、静まり返っている。

きっちりと閉められた扉。


私達二人はマットの上に突き飛ばされた。

「痛いなぁ!何すんだよ!」

キッと女達を睨みつける。

「何で理恵に手出したんだよ!」

怒りの篭った声を出した亜耶。


「あんたが全て悪いんだからな!」

「はぁ?何言っちゃってんの?全く意味わかんないんだけど!」