「…ありがとう。」 「如月…ちょっと来て。」 私は白石についていった。 来た場所は保健室。 「失礼しまー…って先生いねーし。」 何しに来たんだろう。 「如月、手見してみ。」 私の手を強引にひっぱった。 「ほら、やっぱり」 私の手には爪でひっかいた痕があった。さっきの男にやられたのだろう。