♪佳奈side♪
ガサッ…
力が抜けて、手からレジ袋が滑り落ちた。
街灯が点々としかなく、暗い夜道。
私は近所のコンビニに、買い物に行った帰りだった。
「-…」
ただ呆然と立ち尽くす私の目に映るもの。
それは…
翔と…津田先輩の姿。
二人して地面に座り込んで、翔は津田先輩を抱きしめている。
私の方向からは、翔の顔しか確認出来ない。だけど、抱きしめられているワンピースの女の子は、間違いなく津田先輩だと思った。
結構近い距離にいるのに、物音を立ててしまったのに、こっちに気付く気配は一向にない。
…二人の世界、か。
私は落としたレジ袋を拾い上げて、今通ったばかりの道を引き返す。
二人が付き合う事は覚悟出来てた。
でも…見たくなかった。
歩くスピードはどんどん速くなって、いつの間にか駆け足になる。
翔が津田先輩を抱きしめている姿なんて…
見たくなかった!!
…ドンッ!
「わっ!」
「きゃっ!」
前も見ずに走っていたせいで、私は誰かにぶつかって、尻餅を着く形で倒れた。
ガサッ…
力が抜けて、手からレジ袋が滑り落ちた。
街灯が点々としかなく、暗い夜道。
私は近所のコンビニに、買い物に行った帰りだった。
「-…」
ただ呆然と立ち尽くす私の目に映るもの。
それは…
翔と…津田先輩の姿。
二人して地面に座り込んで、翔は津田先輩を抱きしめている。
私の方向からは、翔の顔しか確認出来ない。だけど、抱きしめられているワンピースの女の子は、間違いなく津田先輩だと思った。
結構近い距離にいるのに、物音を立ててしまったのに、こっちに気付く気配は一向にない。
…二人の世界、か。
私は落としたレジ袋を拾い上げて、今通ったばかりの道を引き返す。
二人が付き合う事は覚悟出来てた。
でも…見たくなかった。
歩くスピードはどんどん速くなって、いつの間にか駆け足になる。
翔が津田先輩を抱きしめている姿なんて…
見たくなかった!!
…ドンッ!
「わっ!」
「きゃっ!」
前も見ずに走っていたせいで、私は誰かにぶつかって、尻餅を着く形で倒れた。



