☆翔side☆
目を開けて隣を見ると、檜山の姿があった。
両手を顔の前で合わせて、目を閉じている檜山。
その横顔はとても綺麗で、檜山が意外と可愛いこと……今更ながら気付かされる。
「……いつまで拝んでんの?」
後ろに並んでいる人の視線を感じて声をかけると、パチッと目を開けて、「あっ」と恥ずかしそうに声を上げた。
「必死に何お願いしてたわけ?」
「別にいいでしょっ」
拝殿から離れながら、檜山はプイッと顔を背ける。
その態度に、怒るどころかホッとして、俺は笑ってしまっていた。
本当は怖かった。
檜山の腕を引いて歩いている時、嫌だと振り払われるんじゃないかと……怖かった。
でも、檜山は拒むことなく一緒にいてくれて、こうして普通に話してくれていることが、すごく嬉しかった。
「あ……絵馬。絵馬書いていい?」
訊いたそばから、絵馬の置いてある方へ足を進めていく檜山。
「あんなに長く願いごとしといて、まだ頼む気かよ?」
「欲張りすぎー」とからかうと、「違う!」と、少しムキになった様子で言った。
「何も考えてなかったんだもん……」
目を開けて隣を見ると、檜山の姿があった。
両手を顔の前で合わせて、目を閉じている檜山。
その横顔はとても綺麗で、檜山が意外と可愛いこと……今更ながら気付かされる。
「……いつまで拝んでんの?」
後ろに並んでいる人の視線を感じて声をかけると、パチッと目を開けて、「あっ」と恥ずかしそうに声を上げた。
「必死に何お願いしてたわけ?」
「別にいいでしょっ」
拝殿から離れながら、檜山はプイッと顔を背ける。
その態度に、怒るどころかホッとして、俺は笑ってしまっていた。
本当は怖かった。
檜山の腕を引いて歩いている時、嫌だと振り払われるんじゃないかと……怖かった。
でも、檜山は拒むことなく一緒にいてくれて、こうして普通に話してくれていることが、すごく嬉しかった。
「あ……絵馬。絵馬書いていい?」
訊いたそばから、絵馬の置いてある方へ足を進めていく檜山。
「あんなに長く願いごとしといて、まだ頼む気かよ?」
「欲張りすぎー」とからかうと、「違う!」と、少しムキになった様子で言った。
「何も考えてなかったんだもん……」



