もう少しで休憩が終わる。
そんな中、俺が向かった先は自分の教室ではなかった。
2年2組。……檜山のクラス。
「……」
決心して、その勢いのまま来たものの、いざとなるとやっぱり緊張する。
開け放たれたドアから、中を覗いてみようとすると、
「あっ!」
ちょうどこっちを見ていた女子に声を上げられて、どういうわけかこっちに向かって来た。
「あっ、えーっと……」
見覚えがあると思ったら、その子は女子バレー部の子で、檜山といつも一緒にいる子。
ただ、同じクラスになったことも、話したこともなくて……名前が思い出せない。
「佳奈ちゃん?」
焦っていると、先にその子が口を開いて、助かったと思いながら「うん」と頷いた。
「佳奈ちゃんなら今、先生に呼ばれてて……」
「あ、そうなんだ……」
せっかく来たのにと、内心がっかりするけど仕方ない。
「ありがと」
俺は軽く笑って、隣の自分の教室へ戻ろうとした……けど、
「岡田くんっ!」
呼び止められて、びっくりしながら振り返った。
「岡田くんは……身長差とか気にする?」



